自分らしくないことをして新しい自分を発見

アラフィフになって年相応でないこと、さらには自分らしくないことをすることによって、新たな自分を発見できます。「なんで今までこれをしなかったんだろう」という第2の人生が始まるのです。 30代は自分探しのときなどと、巷ではよくいわれています。ところが、50代になると、自分らしさにこだわってしまうものだと著者はいいます。50代は、世間からも年齢による落ち着きをもとめられる一面があります。 しかし、いつも同じで冒険がまったくない生き方はつまらないものです。いくつになっても人生を楽しむためには、攻めの姿勢が必要であると著者はいいます。攻めるとは、具体的にいえば「自分らしくないことをする」ことであるのだとか。 たとえば、買い物でいえば、いつもの自分らしいものと自分らしくないものの両方を買えば、その人のバリエーションが一気に広がります。自身のポテンシャルを引き出すためには、いつもとは逆の選択をしたときであるといえるでしょう。 アラフィフになっても、まったく手つかずでいる食わず嫌いの世界がいろいろとあるものですが、その世界に気づかないまま死んでいくのは怖いことだと著者はいいます。攻めの姿勢でさまざまなことにチャレンジしていくことで、50代は新しい世界を知ることができそうです。 アラフィフになると「老後のことが心配だから貯金している」という人が多いものです。貯金しているということは、体験をガマンしていることであると著者はいいます。貯金はなくても体験をたくさんしている人は面白い人になり、人生が豊かに。「あなたの話を聞きたい」とみんなが集まりだすのだとか。老後の貯金は必要なものですが、節約に固執して体験をおろそかにしてはいけないようです。