アラフィフになると、今までのやり方に対して、ついこだわりがちです。30代のころは、先生は年上でした。アラフィフになると、30代とか40代、ひょっとしたら自分の子どもくらいの歳でも凄い人はたくさんいます。年下の凄い人から学んでいかないと、損です。50代で楽しめない人は、年下から学ぶことに抵抗があります。 アラフィフを楽しむためには、「年下の先生を持とう。」というものがあるのだとか。たしかに、20代や30代前半くらいまでは、教えてくれる人や立場がある人というものは、皆、年上でした。しかし、アラフィフになると、年下の上司、または年下でも自分より知識を多く持った人が多く登場します。年下であっても、あることに打ち込んできて、専門性を持った人は、まわりにたくさんいるものです。そういう人たちから学んでいこうという姿勢を持てるかどうかが、楽しいアラフィフにしていくコツであるといえるでしょう。 たとえば、何かを学びにいったスクールの先生がものすごく若い人だった場合、その先生から間違いを指摘されることがあります。そうしたときに、「なぜ年下に習わなければならないの? 」というジレンマに陥ってしまったら、そこで自身の成長は止まってしまうでしょう。習うとは、先生が知識を習得してきたプロセスをリスペクトしていくことだと著者はいいます。周りの人全員を先生だと思える人と、年上しか先生だと思えない人とでは、楽しいアラフィフになるかどうかが大きく変わってきそうです。